イーサリウムで、送られるICOの場合、例えばビットフレイヤーなどの取引所のウォレットでは、受け取れない場合があります。
このため、ICOを受け取ることができる専用のウォレットが必要になりますが、イーサリウムで購入されるICOは、イーサリウムの公式ウォレットであるMyEtherWallet(マイイーサウォレット)が、一番安心です。
それでは、早速ウォレットを作ってみましょう。
ウォレット作成の注意書きか結構長いので、飛ばしたい方は、パスワードの作成から進んでいただいても結構です。
MyEtherWalletの作成の注意
注意書き1
MyEtherWalletのホームページに行くと、まず、次のような画面がポップアップで出て来ます。
ウォレットを作る前の注意書きがいろいろ書いてあります。順番に注意書きを読んで進んで行けば、OKです。書いてある内容を英訳してみました。
書いてある内容は、
MyEtherWallet.comにようこそ
私達はこのクリックスルーのことでお手数をおかけして申し訳ありません。
あなた自身の安全のためですので、こちらを理解するために少しだけお時間をください。あなたがもしこれらの警告に注意を払わないならば、あなたの資金が盗まれる恐れがあります。
もしあなたがフィッシングサイトを訪問したり、あなたのプライベートキーを紛失することがあれば、私達はあなたの資金を回復できないかあるいはあなたのアカウントを凍結します。
MEWとは?
・MyEtherWalletは無料・オープンソース・クライアントのためのインタフェースです。
・あなたの鍵及びあなたの資金を完全にコントロールしている間にあなたはblockchainを使って直接やりとりすることができます。
・あなたとあなただけがあなたのセキュリティの責任を負います。
この説明を読んだら、”MyEtherWallet is not a Bank” (マイイーサウォレットは銀行ではありません。)という文字列をクリックして次に進みましょう。
注意書き2
文字列をクリックすると以下の画面になります。書いてある内容は以下の通りです。
MyEtherWalletは銀行ではありません。
・あなたが銀行または両替所に口座を開く際、彼らは彼らのシステム内にあなたのためのアカウントを作成します。
・その銀行は、あなたの個人情報・口座パスワード・差引残高・取引について最終的に あなたのお金を記録します。
・その銀行は銀行手数料であなたのあなたの口座を管理し、サービスを提供します。あなたのカードが盗まれた時の回復するための手続きのようなものです。
・銀行で、あなたが小切手を書くこと、または送金をするためにデビットカードにチャージすること、オンライン上であたたが残高紹介をすること・パスワードをリセットすること、もしあなたがデビットカードを紛失した際に新しいカードを作成することができます。
・あなたがもっている口座の銀行または取引所は、どれくらいの金額を送金できるか、その送金はどこにするのか、怪しい預入金をどれくらいの期間保留するかを決定します。それらはすべて手数料がかかります。
この説明を読んだら、”MyEtherWallet is an Interface” (マイイーサウォレットはインターフェイスです。)という文字列をクリックして次に進みましょう。
注意書き3
文字列をクリックすると以下の画面になります。書いてある内容は以下の通りです。
MyEtherWalletはインタフェースです
・あなたがMyEtherWalletの口座を作成する際には、あなたは数字の暗号のセットを作成します。それらは、あなたのプライベートキー、あなたのパブリックキー(アドレス)です。
・あなたのコンピュータ上、ブラウザの中のすべてであなたのキーの操作が必要になります。
・あなたはあなたのプライベートキー、パスワード、他のアカウント情報を受信または保管することを絶対にネット上でしないでください。
・取引手数料はかかりません。
・あなたは、blockchainで直接私達のインタフェースを単に使用します。
・もしあなたのパブリックキー(アドレス)を誰かに送ると、その人はETHまたはトークンをあなたに送ることができます。👍
・もしあなたのプライベートキーを誰かに送ると、その人は現在あなたの口座すべてをコントロールできてしまいます。。👎
この説明を読んだら、”WTF is a Blockchain?” (WTWはBlockchainですか?)という文字列をクリックして次に進みましょう。
注意書き4
文字列をクリックすると以下の画面になります。書いてある内容は以下の通りです。
ちょっと待って、WTFはBlockchainですか?
・blockchainは、巨大で、グローバルで、分散化された表計算のようなものです。
・それ(blockchain)は、だれがだれにどれくらいのコインを送信したか、口座ごとの残高を記録しています。
・それ(blockchain)は、特別なコンピュータを持っている世界中にいる数千人の人々(マイナー)によって保存され維持されています。
・blockchainのブロックの塊が、MyEtherWallet、Metamask、Exodus、Mist、Geth、Parityから送られたすべての個々のトランザクションは、blockchainのブロックの塊となります。
・MyEtherWallet.comにおいてあなたがあなたのバランスを見る際、またはetherscan.ioのあなたのトランザクションを見る際、あなたは私達の個人的なシステムではなく、blockchainの中のデータを見ていることになります。
・繰り返しますが、私達は銀行ではありません。
この説明を読んだら、”But… Why?” (しかし、なぜですか?)という文字列をクリックして次に進みましょう。
。
注意書き5
文字列をクリックすると以下の画面になります。書いてある内容は以下の通りです。
なぜ私はこれらすべてを読まなければなりませんか?
その理由は、私達ができないことをあなたに理解して頂かなければならないからです…
・あなたの口座へのアクセス、あなたの資金をあなたに送ること
・あなたのプライベートキーを回復・変更
・あなたのパスワードの回復・リセット
・戻し・取消し・返済等も取引
・口座の凍結
あなたとあなただけが、あなたのセキュリティについて責任を負います。
・あなたのプライベートキーとパスワードを安全に保管するよう努めてください。あなたのプライベートキーは、ニーモニックフレーズ(プログラムを実行させるための機械語を、プログラミングしやすくするための簡略記憶記号のこと)、keystoreファイル、UTCファイル、JSONファイル、財布ファイルと呼ばれることがあります。
・もしあなたがあなたのプライベートキーまたはパスワードをなくすと、誰もそれを回復できません。
・もしあなたがあなたのプライベートキーをフィッシングサイトに入力してしまうと、あなたは持っているすべて資金を取られてしまいます。
この説明を読んだら、”What ‘s the point of MEW then ?” (では、MEWのt特徴は何ですか?)という文字列をクリックして次に進みましょう。
注意書き6
文字列をクリックすると以下の画面になります。書いてある内容は以下の通りです。
もしMyEtherWalletが上記のことができないならば、特徴は何ですか?
・その理由は、分散化とblockchainが特徴です。
・あなたがあなたの資金を動かしたい時に、あなたの銀行、政府、または他の誰かは必要ありません。
・あなたはあなたの資金を安全にしておくために、銀行または取引所ののセキュリティは必要ありません。
・もしあなたがこれらに価値がをみいだせないと感じるなら、blockchainとcryptocurrenciesが価値があるかを再考してください。😉😉
・もしあなたがこれを聞きたくなければ、CoinbaseまたはBlockchain.infoを使うことを考慮してください。それらにはユーザーネームとパスワードによるより馴染みのある口座があります。
・怖いがMEWを使いたいならば、ハードウェア財布を得て下さい!これらはあなたのキーを安全にしてくれます。
この説明を読んだら、”How to protect yourself & your acount ?” (どのようにあなた自身とあなたの口座を守るのか?)という文字列をクリックして次に進みましょう。
注意書き7
文字列をクリックすると以下の画面になります。書いてある内容は以下の通りです。
どのようにフィッシング詐欺師から自身を守るか?
フィッシング詐欺師は、MyEtherWallet、EtherDelta、Paypalやあなたの銀行をよそおった偽物ウェブサイトリンクのメッセージを送ってきます。に送るか、またはけれども本当のウェブサイトではない。それらのサイトはあなたの情報を盗み更にあなたのお金を盗みます。
・悪意に満ちたウェブサイトをブロックするために、EAL、MetaMask、Cryptonite、MyEtherWalletChrome Extensionをインストールしてください。
・いつもURLをチェックしてください:https://www.myetherwallet.com
・いつも、URLバーが緑色にMYETHERWALLET LLCとなっていることを確かめてください。
・Slack、Reddit、Twitterなどからあなたに無作為に送られたメッセージまたはリンクを信頼しないでください。
・あなたが情報を入力する前にサイトに直接入って下さい。メッセージまたはEメールからリンクをクリックした後に情報を入力しないでください。
・AdBlockerをインストールし、あなたのサーチ・エンジン(例えばGoogle)の広告をクリックしないでください。
この説明を読んだら、”How to protect yourself & your acount ?” (どのようにあなた自身とあなたの口座を守るのか?)という文字列をクリックして次に進みましょう。
注意書き8
文字列をクリックすると以下の画面になります。書いてある内容は以下の通りです。
どのように詐欺から自身を保護するか?
人々は、なんとかしてあなたからお金を盗もうとしています。
・もしそれがあまりにも真実すぎると、それはたぶん詐欺です。
・誰かや何かのプロジェクトに送金する前に調査するようにしてください。の前で誰かまたはあるプロジェクトに研究しなさい。様々なウェブサイトやフォーラムの情報を捜して下さい。用心してください。
・よく分からない時や何か違うと感じた時は質問しましょう。
・恐怖、FUD、FOMOは、常識にうち勝ちます。もし何か特別に至急であれば、「なぜ?」と自身に尋ねてください。それは、FOMOを作成すること、またはあなたが調査することを防止するかもしれません。
この説明を読んだら、”How to protect yourself from Loss ?” (どのように損失からあなた自身を守るか?)という文字列をクリックして次に進みましょう。
注意書き9
文字列をクリックすると以下の画面になります。書いてある内容は以下の通りです。
どのように損失からあなた自身を守るか?
もし、あなたがあなたのプライベートキーまたはパスワードを失くした時、それは永久になくなります。なのでそれらを失くさないようにしましょう。
・あなたのプライベートキーとパスワードのバックアップをしてください。ただし、それらをあなたのコンピュータ内にしてはいけません。紙にプリントアウトするか、USBドライブに保存ししてください。
・プリントした紙やUSBドライブは、異なる場所に保管して下さい。を蓄えなさい。バックアップはあまりいい方法ではありません。なぜならもしあなたのラップトップが火事や洪水で破れることがあるからです。
・あなたのプライベートキーを、Dropbox、Googleドライブ、または他のクラウドストレージに保管するのはやめましょう。もしそれらのアカウントが漏れれると、あなたの資金は盗まれます。
・もしあなたが仮想通貨で支払う価値の1週より長い価値を持っているならば、ハードウェア財布を得てください。理由は説明の必要はないです。とにかくそうして下さい。私が保証します。
この説明を読んだら、”One more click & you are done!” (もう一回クリックすると終りです。)という文字列をクリックして次に進みましょう。
注意書き10
文字列をクリックすると以下の画面になります。書いてある内容は以下の通りです。
これで、あなたへのレクチャーは終了です!
これまでありがとうございました。前進です。
・hardware walletの取得
・NEWとMetaMaskのセットアップ方法
・Ledger hardware wallet経由の送金方法
・TREZOR hardware wallet経由の送金方法
・MetaMask経由の送金方法
・もっと教えて、問合わせ先
・なんてこった、はやく使わせて
”DONE”を押すとやっとフロントページに行きます。お疲れ様です。
ちなみポップアップウインドウの外をクリックすれば、上記の説明を飛ばすことも可能です。
パスワードを作成の作成
いよいよ、こちらの画面からMyEtherWalletを作成していきましょう。
この画面右上にEnglishがみえると思います。その隣の▼を押すと、日本語表示に切り替わります。しかし、日本語モードで登録するとうまく動かないことがあるらしいので今回は英語モードで作成して行きたいと思います。
英語自体はそんなに難しくないので安心して下さいね。
まずは、パスワードを作成します。あなたの好きな(9文字以上)を入力し、”Create New Wallet” のボタンを押します。
ちなみこのパスワードは秘密鍵を暗号化するもの。新しい鍵を作るための元種(seed)ではないです。このパスワードと(暗号化された)秘密鍵の2つで、お財布を解錠します。最低9文字ですが、安全を考慮すると30文字以上あったほうがいいでしょう。
なお、英語の注意書きには「Walletがロックされないためには、プライベートキーとパスワードが必要になります。」と書いてあります。
パスワードを入力したら、”Create New Wallet” のボタンを押します。
キーストアーファイルのダウンロード
ボタンを押すと、以下の画面が出て来ますので、Keystore(キーストアーファイル)をあなたのPCやタブレット、スマホにダウンロードします。
Windowsパソコンだと、ダウンロードフォルダーに入ります。
秘密鍵の保存
次に、画面に表示された秘密鍵を保存しましょう。
秘密鍵は、パソコンに入れておくと危険なので、パスワードと共に、USBメモリに保存しておくと良いです。
パスワードは、紙にプリントアウトして、保管しておくのも良いと思います。
QRコードにして、紙にプリントアウトして保管しておくと、使う時に、スマホのQRコードリーダーなどで読み取って、入力することもできます。
このようにすれば、セキュリティーは完璧です。
とにかく、あなたのお財布ですので、セキュリティーはやりすぎて困ることはありません。
私は、USBメモリーに保管して、使かう時だけパソコンにさして使用し、使い終わったら抜いています。
万が一を考えて、紙にプリントアウトもしています。
※ 注意書きでは、「プライベートキーは絶対失くさないでください。あなたが、プライベートキーを失くしたら再発行できません。外部にシェアしないでください。もしあなたが、悪意に満ちている/フィッシングサイトのこのファイルを使うならばあなたの資金が盗まれます。必ずバックアップしてください!日々の安全の確保は数百万ドルに値する 。」と書いてあります。
以上で、MyEtherWalletが作成できました。
MyEtherWalletにログインしてみよう
では、先程作成したMyEtherWalletに実際にログインしてみましょう。
まず、①お財布情報を見るをクリックします。
次に、②Keystore/JSON Fileを選択します。
Keystore(キーストアーファイル)は、MyEtherWalletを作成した時にダウンロードしましたよね。こちらを使ってログインします。
ちなみに、秘密鍵でもログインできますがセキュリティー上あまり秘密鍵は使わない方がよいので今回はKeystoreを使いたいと思います。
次の画面で、”お財布ファイルを選択”をクリックし、あなたが保存したKeystoreファイルをアップロードし、MyEtherWalletを作成した際に設定したパスワードを入力します。
最後に”アンロック”をクリックすればログイン完了です。
MyEtherWalletからの送金どうやるの?
では、ここからはMyEtherWalletからの送金方法を解説していきます。
まず、ウォレットからの送金は、”エーテルとトークンを送る”をクリックしましょう。
でてきた画面の
①住所に、送金先アドレスを入力。
②送信する金額に、送金額入力。
③ガス制限:送金スピードを設定する数値を入力します。
ちなみに、ガスとは送信手数料のこと。デフォルトは21000です。
実は、これが一定ではなく変動するんです。ICOの購入期限日の23時付近など、送れなくて変えなかった人なども出て来ますが、ガスを高くすると、買えたなんてことがあるそうなのです。
METAMASKの場合は、自動的にガスが変動しますが、トランザクションが混雑しているときは、ガスの値段がものすごく高くなったりしますから、適当な値段まで、下がったところで、送金なんてことが賢いやり方みたいです。
MyEtherWalletへの入金はどうやるの?
つぎに、MyEtherWalletの入金方法をご紹介します。
送金する側の取引所送金画面に、あなたのMyEtherWalletの口座アドレスを入力し送信するだけです。
ちなみにMyEtherWalletのあなたの口座アドレスを確認するには、”ウォレット情報”をクリックして確認することができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、イーサリウムの公式ウォレットであるMyEtherWallet(マイイーサウォレット)の作成・ログイン・送金・入金方法についてご紹介しました。
イーサリウムで送られるICOの場合、ビットフレイヤーなどの取引所のウォレットでは、受け取れない場合があるので、こちらのMyEtherWallet(マイイーサウォレット)を作成しておくと安心です。
ぜひ本記事を参考にマイイーサウォレットを作成してみて下さい。
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