押し目買い・戻り売りについて

押し目買い・戻り売り FX

『押し目買い』『戻り売り』とは、トレンドの最中の売買で良く使われる手法です。

トレンドが継続している間は、かなり有効です。

トレーダー間では当然に使われる用語ですが、解釈を間違えると大変なことになります。

今回はこの『押し目買い』『戻り売り』について紹介するとともに、わたしが実際押し目買いや戻り売りをトレードする際に、エントリーするタイミングについてちょっとしたコツも書いていきたいと思います。

押し目買いとは

押し目買いは上昇トレンドの際に、一時的に価格が下降し再度上昇する際の安値で買いポジションを取ることを言います。

上昇トレンドの際、ある程度のところで利確しようとする人がいると、売りポジションが出て、これにつられる人が出て、一時的に価格が下がることがあります。

このような一時的に価格が下がったところが『押し目』です。下図を参考にしてみて下さいね。

 

押し目は上昇トレンドの際に一旦下降して安値を付けて再び上昇に転ずるポイントなので、ここで「買い」でエントリーできれば、安く買って高く売る可能性が高まりますね。

 

押し目

戻り売りとは

 

戻り売りは下降トレンドの際に、一時的に上昇して再度下降する際の高値で売りポジションを取ることを言います。

下降トレンドの際、ある程度のところで利確しようとする人がいると、買いポジションが出て、これにつられる人が出て、一時的に価格が上がることがあります。

このような一時的に価格が上がったところが『戻り』です。

 

戻りは下降トレンドの際に一旦上昇して安値を付けて再び下降に転ずるポイントなので、ここで「売り」でエントリーできれば、高く売って安く買う可能性が高まりますね。

押し目買い・戻り売りはトレンドに沿ったFXの基本的な順張りトレード手法なので、しっかりと抑えておきましょう。

 

 

戻り

 

押し目・戻りの判断

ここが押し目、ここが戻りの判断が簡単につけばいいのですが、けっこう難しいですよね。

 

なお、どこが押し目・戻りなのかを見極める前に1つ確認しなければならないことがあります。

 

それは、

 

トレンドが発生しているかどうか

 

為替相場は『上昇トレンド』『下降トレンド』『レンジ(横ばい)』の3つのフェーズで成り立っていますね。

ざっくりトレンドを確認する際は、移動平均線の傾きで判断できますね。移動平均線が右肩上がりなら上昇トレンド、右肩下がりなら下降トレンド、平行に近ければレンジです。

 

現在の相場がどのフェーズなのかをしっかり把握しておきましょう。そして上昇トレンドであれば「押し目」、下降トレンドであれば「戻り」を探します。

もし、相場がレンジであればトレンドが発生するまで待ちましょう。

 

つぎに、押し目と戻りを判断するためにわたしが実際に使っている方法を3つご紹介しますね。

移動平均線で判断

移動平均線は、トレンド判断する際にほとんどのトレーダーが利用している人気のテクニカル指標です。

移動平均線をたくさんのトレーダーが意識し、損切りや利確に利用しています。よって移動平均線で反発(サポート・レジスタンス)することが多いため、そのポイントを押し目・戻りの判断に利用することができます。

 

上昇トレンドの場合、移動平均線は右肩上がりで、ローソク足はその移動平均線の上にあります。

買いポジションのトレーダーが利益確定のための売り等で価格が下落しますが、移動平均線に当たった位置での底値が押し目になることが多いです。

下降トレンドの場合は逆ですね。移動平均線に当たった位置の上値を戻りになることが多いです。

 

押し目・戻りを判断する際に、移動平均線を利用してみましょう。

 

フィボナッチでの判断

フィボナッチ数列は、前の数字と前の前の数字を足したものが、次の数字になっていて、隣り合った数字の比率が黄金比と言われる「1:1.618」にどんどん近づいていくのが特徴です。

この黄金比は人間が美しいと思う比率で、さまざまなものに活用されています。名刺のサイズや商標、モナリザもこの黄金比で書かれていることはよく知られていますね。

 

このフィボナッチがFXとどう関係あるのかと思われると思いますが、けっこう関係があるんです。

FXで実際に使う比率は「23.6%、38.2%、61.8%、76.4%、161.8%、261.8%…」です。

下図を見てください。

黄色の線がフィボナッチです。AからBまで急激に相場が下がりました。その後、フィボナッチの割合割合のところに戻り、それが「戻り」になっています。

 

フィボナッチ

 

フィボナッチを意識することにより、戻りや押し目を見つける際の判断にするといいと思います。

 

オシレーターでの判断

押し目買い・戻り売りの判断にオシレーター系のストキャスがおすすめです。

同じくオシレーター系のRSIは大きな流れの変化には有効でトレンド転換の判断には使いやすいですが、細かい動きには向いていません。

トレンド中の細かい押し目の判断には敏感に動くストキャスが向いています。ストキャスでの押し目・戻りの判断の仕方について説明しますね。

ストキャスは80%以上で買いわれ過ぎ、20%以下で売られ過ぎを示しています。ストキャスが50%になったポイントが押し目・戻りになることが少なくありません。これを押し目・戻りの判断の際に利用しています。

 

押し目買いできるポイント

では、『押し目買い』をする際に私が実践している方法を紹介しますね。

 

以下のMT4画面画像をみて下さい。

 

どの通過ペアでもいいのですが、1時間足にMA20移動平均線を表示してください。

その際、以下2点での『押し目買い』が勝率が高かったです。

 

①MA20にタッチ・少し手前で跳ね返った時

②MA20を超えて戻ってきた時

 

できれば、その時点の15分足も確認するとベターです。『はらみ足』『含み足』『ピンバー』が出ていれば、さらに勝率が高くなります。

 

押し目買い

 

戻り売りは、この反対になります。

 

ちなみにわたし自身、全体のトレンドをみるのは、1時間足か4時間足で、エントリーのタイミングはそれより2つ下の足で入っています。

例えば、1時間足で見て15分足でエントリーというのが多いです。

どの時間足でトレードしたらいいかよくわからないという方は、こちらもあわせて試してみてくださいね。

まとめ

というわけで、今回は『押し目買い』『戻り売り』についてご紹介しました。

なかなか、ここが押し目・戻りというポイントを見つけるのは難しいのですが、分かったら利益を大きくすることができます。

こちらの記事を参考に、押し目買い・戻り売りでFXトレードの利益アップにつなげてくださいね。

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