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順張りと逆張り

今回は、順張りと逆張りについてご紹介します。

 

順張り・逆張りとは

 

株やFXで価格が上昇したり下降したりする価格の流れをトレンドといいます。

 

売り買いを行う際には、このトレンドの方向に沿って、売りも買いを行うことを順張りといい、トレンドの方向とは逆に売り買いを行うことを逆張りと言います。

 

逆張りは、トレンド転換を狙った場合や、トレンドの戻りのタイミングで利食いをしていこうという場合に行われます。

 

具体的にみていきましょう。

 

以下のMT4の画像は、移動平均線が右肩上がり、ローソク足が移動平均線の上にあるため上昇トレンドですね。

 

オレンジの丸での「買い」エントリーは、上昇トレンドのフォローになるため『順張り』。

一方、青い丸での「売り」エントリは、上昇トレンドに逆行するかたちなので『逆張りです。

 

 

順張りのメリット・デメリット

順張りのメリットとデメリットについてみていきましょう。

順張りのメリットとは

 

上昇トレンドの局面では、価格が上がる勢いが強くなっています。また、下降トレンドの局面では価格が下がる勢いが強くなっています。

この流れに乗れれば、利益を大きく伸ばすことも可能です。

買いであれば「押し目」、売りであれば「戻り目」付近でエントリーできれば、大きな利益を得るチャンスがあります。ただ、トレードしているその瞬間にここが押し目・戻り目だと確実に判断できる人はほんのわずかでしょう。

特に押し目買い、戻り売りがうまくできるFX初心者さんは少ないと思います。トレンド中は上がる勢いや下がる勢いが強いため、たとえ不利なレートでエントリーしてしまっても、トレンドの方向さえ間違っていなければ利益を得るチャンスはあります。

FX初心者さんは順張りがいいと言われている所以はこれなのかなと思います。

 

順張りのデメリットとは

 

トレンド中であっても、価格は一気に上昇・下降するのではなく、ジグザグ上がったり下がったりしています。

例えば、上昇トレンドの局面であっても、高い価格で買いエントリー(高値づかみ)してしまうと利益が少なくなります。

 

また、トレンドもいつかは終わりがきます。トレンドが終了間際であった場合は、価格の上昇又は下降幅が少ない、又は反転し損失を出してしまうことがあるので注意が必要です。

 

逆張りのメリット・デメリット

 

逆張りのメリットとデメリットについて説明していきますね。

 

逆張りのメリットとは

 

そろそろ、反転すると予想し逆にトレードをするということは、他のトレーダーより先にエントリーするのでその予想が当たれば大きく利益を伸ばすことができるのが逆張りのメリットです。

 

特にFXでは下落幅の方が上昇幅より大きいのはご存知ですか。

価格はゆっくり上昇していくのに対して、下がっていくときはものすごく速いです。「上げ100日下げ3日」といわれています。

そろそろ価格が天井かもと予想し『売り』でエントリーし、その予想が当たれば大きな利益を得ることができますね。

 

逆張りのデメリットとは

 

そろそろこの辺で反転しそうという予想が外れた場合、大きな損失を受けることが逆張りのデメリットです。

予想に反する方向に価格が動いていってしまった際、損切りせず価格が戻るのを信じて待ってさらに損失を大きくしてしまうというパターンが多いです。

なので、損切りできない人は逆張りはしない方がいいです。

 

また、自分の予想は正しいとさらに買い増し・売り増ししてコストを下げようとナンピンした結果、さらに自分の予想と外れてしまった場合、より大きな損失を受けることがあるので注意しましょう。ナンピンは上級者テクです。

 

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