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マルチタイムフレーム分析とは

今回は、マルチタイムフレーム分析についてご紹介します。

 

マルチタイムフレーム分析とは

 

マルチタイムフレーム分析とは時間軸の異なる複数の足で、相場の流れをつかんでエントリーポイント、損切ポイント、決済ポイントを導き出すことをいいます。

 

例えば、MT4(メタトレダー)をを使って説明しますね。

チャートを表示する場合、1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足と画面上のボタンを押して切り替えて表示できます。

 

ローソク足は、15分足の場合は15分で1本のローソク足に、1時間の場合は1時間でローソク足に、月足の場合は1本が1月で1本のローソク足で表示されますね。

 

以下の2019年8月2日のドル円4時間足と、15分足の2つのチャートを見比べてみてください。どちらも15時頃のチャートです。

 

見てのとおり、4時間足のチャートは急激なダウントレンドから若干戻しています。

 

2019年8月2日15:00頃 ドル円 4時間足チャート

 

一方、15分足のほうは、ダウントレンドから現在はレンジ相場になっていることがお分かりになるかと思います。

 

2019年8月2日15:00頃 ドル円 15分足チャート

 

4時間足も、15分足も同日同時刻頃のチャートです。

にもかかわらず、表示する時間軸によって、チャートが上昇、下降、レンジと変わることがけっこうあります。

 

どうしてなのでしょうか。

 

前述したように、時間軸で1本のローソクができる時間が異なってくるからなんです。

ご存知のとおりローソク足は、始値、終値、高値、安値で出来ています。ある15分間のそれらの値と、一日での値が異なって当然ですよね。そこにトレンドのズレがでてくるのです。

 

では、どの時間軸をみてFX取引をすればいいのでしょうか。

 

マルチタイムフレーム分析

 

先ほど、表示する時間軸によってアップトレンド、ダウントレンド、レンジと異なる場合が多いとうことはお話ししました。

 

大きな時間軸(月足・週足・日足・4時間足)の流れが、下位の時間軸(1時間足・30分足・15分足・5分足・1分足)の流れに影響を与えます。

 

なので、まず大きな時間軸で相場の流れをつかんで、下位の時間軸で大きな時間軸の流れに沿った流れで、エントリーするとか、大きな時間軸のサポートやレジスタンスに近いところでは、反転を予想して、小さな時間軸のろうそく足を読むというような利用の仕方をします。

 

例えば、最終的にエントリーするのが15分足だとして、その前の流れを見るのが1時間足か4時間足だとすると、大きな流れは週足以上で確認するといった具合です。

 

具体的には、まず週足で現在のトレンドの方向を見た上で、4時間足、1時間足のトレンドの方向はどうかを確認します。最後に15分足を見て、トレンドの方向を確認してエントリーするという感じです。大きな時間軸から小さい時間軸へと確認することがポイントです。

 

ベストなのは、上位足(大きな時間軸)と下位足(小さな時間軸)のトレンドの方向が同じ場合、エントリーする方法です。

 

例えば、上位足の4時間足も1時間足もアップトレンドで、エントリーする場合に見る下位足の15分足もアップトレンドであれば買いでエントリー。

反対に上位足がダウントレンドで、15分足がダウントレンドなら売りでエントリーするのがいいです。

 

このように、異なった時間軸のチャートをみて検討する方法をマルチタイムフレーム分析といいます。複数の時間軸を見ることで、FXトレードの精度を高めようというものです。

 

ただ、時間軸によってトレンドが違うので、どの時間軸をみて取引すればいいのか慣れるまではだいぶ混乱すると思います。

 

では、どの時間軸を使うといいのでしょうか。

 

答えは、ありません。ポジションを長期保有するスイングトレードの場合と、1日で決済するデイトレードやでは、見る時間軸は当然変わってきます。スイングでしたら5分や15分足の細かい動きは必要ないですよね。

なので、いろいろ試して自分にあった時間軸で取引してみてくださいね。

 

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