今回は、オシレーター系のテクニカル指標『CCI (Commodity Channel Index)』についてご紹介します。
CCIとは
まずは、CCI(Commodity Channel Index)についてざっくりみていきましょう。
CCIは、ドナルド・ランバートが商品の値動きには一定のサイクルがあることに注目し、先物取引向けに作られた指標です。
相場にも一定の周期が見られることから、現在はFX、株式、債券等にも幅広く利用されているオシレーター系のテクニカル指標で、売られすぎや買われすぎの判断に有効です。
実は日本では利用者が少なく、MACDやRSIに比べるとCCIはマイナーな指標です。
なので、今までメジャーな指標でFXの取引があまりうまくいってないという方や、もっと確実に利益を上げたいという方は試してみてもいいと思います。
では、もう少し具体的にCCIについてみていきましょう。
すなわち、移動平均線より現在価格が高いとCCIはプラスになり、低いとマイナスになります。移動平均線と現在価格が同じだとCCIはゼロということになりまますね。
また、CCIの特徴は数値の上限と下限がないことです。
以下の図で確認してみましょう。下図はわたしの使っているMT4にCCIと、同じオシレーター系指標のRSI、ストキャスを表示したものです。
右端の目盛を見てみると、RSIとストキャスの目盛幅は0~100で固定されていますが、CCIは-249から387.2855と変動であることがわかりますね。
CCIをトレードに使ってみる
では、実際にCCIをFXトレードにいかす簡単な方法をご紹介しますね。
CCIのメリットは、順ハリ・逆ハリどちらにも利用できる点です。
それぞれ具体的にみていきましょう。
CCIの基本
まずは、CCIの基本をここでおさえておきましょう。
CCIが、0ライン以上で上昇トレンド
CCIが、ライン以下で下降トレンド
順ハリの場合
・CCIが100のラインをデッドクロス(上から下に交差) したら、「売り」
・CCIが-100のラインをゴールデンクロス(下から上に交差) したら、「買い」
逆ハリの場合
・CCIが-100のライン以下で鋭角に反転したら、「買い」
・CCIが100ライン以下で鋭角に反転したら、「売り」
たったこれだけです。とっても簡単ですね。是非トレードに取り入れてみてくださいね。
まとめ
今回は、オシレーター系のテクニカル指標CCIについてご紹介しました。
CCIのデメリットとしては、ダマシが発生することでしょうか。でもそれはどのテクニカル指標を使っても同じです。
CCI単体で使用するのではなく、他のテクニカル使用と併用して使うことによってトレードの精度をあげられると思いますのでいろいろ試行錯誤してみてください。
同じオシレーター系のRSIやMACDに比べるとイマイチ認知度は低いですが、まだ使ったことがないという方はこの機会にぜひ試してみてくださいね。
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